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宇野浩二
「宇野浩二〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
宇野浩二の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
「強気弱気」などはその最たるものであろう。なお又「等、等、等」と書いたりするのも
宇野浩二君所生のものである。我我は常に意識して帽子を脱いでいるものではない。のみ....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
ちょう》が金色をしている。燕楽軒の横から曲ってみる。菊富士ホテルと云う所を探す。
宇野浩二と云うひとが長らく泊っている由なり。小説家は詩人のようでないから一寸《ち....
「童話における物語性の喪失」より 著者:新美南吉
から小説の堕落がはじまるのである。それが嘘だというなら、例えば西鶴やトルストイや
宇野浩二などのすぐれた小説を読んで見るとよろしい。そこにはあなた方は作家の手から....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
れる。日本の作家では夏目先生のものは別として国木田独歩、谷崎潤一郎、芥川竜之介、
宇野浩二、その他数氏の作品の中の若干のもの、外国のものではトルストイ、ドストエフ....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
しょう。 (「美術新論」昭和四年六月) 挿絵の雑談 よほど以前の事だが、
宇野浩二氏が鍋井君を通じて自分の小説の挿絵を描いて見てくれないかという話があった....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
う。 (「東京朝日新聞」昭和五年四月) 挿絵の雑談 よほど以前の事だが、
宇野浩二氏から全く試みた事がなかったが挿絵というものには相当の興味を持っていたし....
「貸家探し」より 著者:林芙美子
戸外へ出て、明るいうちにと慾《よく》ばって、また、その辺をぐるぐると歩いてみた。
宇野浩二《うのこうじ》さんの家の前へ出る。
宇野浩二さんとは此様なお住居《すまい》....
「文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
私にとって、一番苦しい月日が続きました。ある日、私は、菊富士ホテルにいられた
宇野浩二《うのこうじ》氏をたずねて、教えを乞うたことがありましたが、宇野氏は寝床....
「未来のために」より 著者:坂口安吾
生活の偽らざる複写をもつて文学の正統としている。志賀直哉を文学の神様と称したり、
宇野浩二を文学の鬼と称したり、また、秋声を枯淡の風格とか神品と称し、そこに見られ....
「格さんと食慾」より 著者:芥川竜之介
宇野浩二は聡明の人である。同時に又多感の人である。尤も本来の喜劇的精神は人を欺く....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
がないところへ芥川賞の選考委員は選りに選って言葉のはっきりしないのが揃っている。
宇野浩二氏のように一間離れても聞きとれないようなひとりごとをつぶやくような人もい....
「大阪の可能性」より 著者:織田作之助
いることになるのだろうと私は思っている。 たとえば、谷崎潤一郎氏の書く大阪弁、
宇野浩二氏の書く大阪弁、上司小剣氏の書く大阪弁、川端康成氏の書く大阪弁、武田麟太....
「武田麟太郎追悼」より 著者:織田作之助
、遂に「雪の話」一巻の象徴の門に辿りついた。「雪の話」は小説の中の小説であった。
宇野浩二――川端康成――武田麟太郎、この大阪の系統を辿って行くと、名人芸という言....
「探偵小説壇の諸傾向」より 著者:平林初之輔
れない。しかしこの作に代表されている江戸川氏の一面は、良い一面であるとは言えぬ。
宇野浩二張りのぬらくらとした、冗舌そのもののような文章と、場末の寄席《よせ》で見....
「下司味礼賛」より 著者:古川緑波
宇野浩二著『芥川龍之介』の中に、芥川龍之介氏が、著者に向って言った言葉、 ……....