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「守戸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

守戸の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
、次第に逃亡したりなどして、どこかへ紛れ込んだのが多かろうと存じます。その代りに守戸というものが出来ました。これはもと良民で、所謂|夙の名の由って起るところです....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
い。夙の起原沿革は、別に「夙の者考」に述べておいたが、要するに夙ももとは御陵守の守戸で、初めは良民であったとしても、その職業上から賤まれて、エタとの間に賤しい程....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
れに充て、その徭役を免じて三年交替の制を立てられた。これが「延喜式」にいわゆる「守戸」に相当するものであろう。「延喜式」には守戸は十年交替となっている。三年交替....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
稿を改めて論述したい。近世の大和に多い夙の部落の起原は、もちろんこれを遠く陵墓の守戸に求むべきものも多かろうが、その実際においては、類をもって名称を他に及ぼした....