守部[語句情報] » 守部

「守部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

守部の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自叙伝」より 著者:大杉栄
いあき地に石炭殻を一面にしきつめた、草一本生えていない殺風景な庭だ。 受持の看守部長が名簿をひろげて、一列にならんでいるみんなの顔とその名簿とを、しばらくの間....
獄中記」より 著者:大杉栄
ならべさせられる、そしてそこで、手錠をはめられたり腰縄をかけられたりして、護送看守部長の点呼を受ける。「前科割り」の老看守は一組の被告人に普通二人ずつつくこの護....
続獄中記」より 著者:大杉栄
気なく聞いて見たのだった。そして僕は、せいぜい、 「うん、あいつか。あれはもと看守部長だったのが、典獄と喧嘩して看守に落されて、その後またとうとう押丁に落されち....
獄中生活」より 著者:堺利彦
る也 「本職」は昨日拝命したばかり 「本職」という時髯をひねる也 看守部長とかく岩永になりたがり 是はまた重忠張りの看守長 教誨師地獄で仏の....
空襲警報」より 著者:海野十三
高田の歩兵第三十連隊の本隊は、日本海を越えて其方面に出征していた。あとには留守部隊がのこっていたが、これには臨時に、三|箇中隊の高射砲隊が配属されていた。 ....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
…………富士谷御杖「万葉集燈」 攷證………岸本由豆流「万葉集攷證」 檜嬬手……橘守部「万葉集檜嬬手」 緊要………橘守部「万葉集緊要」 古義………鹿持雅澄「万葉集....
あしびの花」より 著者:土田杏村
旬に作られたとしなければならぬが、馬酔木の花はそんなに早くは咲かないといふのだ。守部はこの歌の「にほふ」「てる」両語を拠り処として、色の赤い花と見るが至当だとし....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
で綴じてあり、綴目の上下に紫色の切れが張ってあって『心の種』と書いてあります。橘守部の著なのです。今までそんな形の本は見たことがないのですから、嬉しくってたまり....
古事記」より 著者:太安万侶
くは朝鮮を通して、また直接にも。―― この御世に、海部《あまべ》・山部・山守部・伊勢部をお定めになりました。劒の池を作りました。また新羅人《しらぎびと》が....