安息香[語句情報] » 安息香

「安息香〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

安息香の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人間レコード」より 著者:夢野久作
て、一層深い、奇妙な、変ダラケの昏睡に陥れる。それから十分ばかりしてコカインと、安息香酸と、アイヌの矢尻に使うブシという草の汁のアルカロイドの少量を配合した液を....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぴと》にも十分の成功を予言したり、霊妙不思議な惚《ほ》れ薬、黒鉛《こくえん》に、安息香に、昇汞《しょうこう》に、阿片薬を廉価《れんか》に販売したり、まった、月日....
南国太平記」より 著者:直木三十五
を取って、炉の中へ積上げ、その上に、小さい杓で、薫陸《くんろく》香、沈香、竜脳、安息香の液をそそいだ。そして、和田が、大威徳天の前にゆらめいている浄火からうつし....