安禄山[語句情報] »
安禄山
「安禄山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
安禄山の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
、後にその牙を売って大いに資産を作った。(伝奇) 笛師 唐の天宝の末に、
安禄山が乱をおこして、潼関の守りも敗れた。都の人びとも四方へ散乱した。梨園の弟子....
「運命」より 著者:幸田露伴
行幸して、聖祚疆無からんと奏したりしかば、心得がたきことを白すよとおぼされしが、
安禄山の乱起りて、天宝十五年|蜀に入りたもうに及び、万里橋にさしかゝりて瞿然とし....
「碧玉の環飾」より 著者:田中貢太郎
玄宗に奉ったところが、玄宗もまたその猿を非常に愛して上陽宮に養わしてあるうちに、
安禄山の乱が起って、猿の行方も解らなくなったと聞いていたが、今|能く能く思い出し....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
の逸物も将軍の座下に汗すという。両の肩怒りて頸を没し、二重の顋直ちに胸につづき、
安禄山風の腹便々として、牛にも似たる太腿は行くに相擦れつべし。顔色は思い切って赭....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
うど一千一百年ばかり前の話だがね。その玄宗皇帝の御代も終りに近い、天宝十四年に、
安禄山という奴が謀反を起したんだが、その翌年の正月に
安禄山は僭号をして、六月、賊....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
居を北の城楼へ移して、ふたたび殿中には立ち入らなかった。 張巡の妾 唐の
安禄山が乱をおこした時、張巡は※陽を守って屈せず、城中の食尽きたので、彼はわが愛....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
鏡に対し一乳を露わすを捫弄《もんろう》して軟温新剥鶏頭肉というと、傍に在《い》た
安禄山《あんろくざん》が潤滑なお塞上の酥《そ》のごとしと答えた。プリニウス説にロ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
茫として。――お通は、なんだか、この世のことでないような心地がしてならなかった。
安禄山の叛乱に、兵車の軌のもとに楊貴妃を失った漢皇が、のち貴妃を恋うのあまり、道....