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「宗師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宗師の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
に何かささやきければ、去来心得て、病床の機嫌をはからい申していう。古来より鴻名の宗師、多く大期に辞世有り。さばかりの名匠の、辞世はなかりしやと世にいうものもある....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
のがあまりに不思議でありました。 兵馬は剣においても槍においても、そのころの大宗師《だいそうし》の正々堂々たる格法を見習っている人でありました。それが今ここへ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
だから、辞すべき理由は少しもありません。 竹刀《しない》を取れば、天下に有数の宗師は知らぬこと、大抵の場合に、自信を傷つけられるということのない兵馬は、稽古を....
親鸞」より 著者:三木清
次のように書いている。 「ここをもて愚禿釈の鸞釈の鸞」]、論主の解義をあふぎ、宗師の勧化によりて、ひさしく万行諸善の仮門をいでて、ながく双樹林下の往生をはなる....
露伴の出世咄」より 著者:内田魯庵
あって、小説を作ったから序文を書いてくれといった。学海翁は硬軟兼備のその頃での大宗師であったから、門に伺候して著書の序文を請うものが引きも切らず、一々応接する遑....