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官公吏
「官公吏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
官公吏の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
績の書上《かきあげ》のみを美にして御褒美に預らんとする郡長に一任せしより、他方の
官公吏は、なるべくこれを一時即急に仕上げんとて氏子輩に勧めたるも、金銭は思うまま....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
中国の映画俳優が戦犯として裁判にかけられていると記事があった。 ◯日本では、地方
官公吏の追放の実施でさわいでいる。電産のストライキは、末広巌太郎博士へ一任となっ....
「嵐」より 著者:島崎藤村
た。私は、年もまだ若く心も柔らかい子供らの目から、殺人、強盗、放火、男女の情死、
官公吏の腐敗、その他胸もふさがるような記事で満たされた毎日の新聞を隠したかった。....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
というなら、それでは小学校の校長の上に立って之に対して事実上の命令権を持っている
官公吏又各種議員達は、何もそういうことはしないだろうか。もし先生だけがしていけな....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ず、ややもすれば眠食を廃して苦心する研究に大|妨碍《ぼうがい》を加うる和歌山県の
官公吏を戒飭《かいちょく》して、彼輩衣食のために無益の事を繁《しげ》く興し、ある....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
理想を実現せんとて神社|合祀《ごうし》を励行し、只今も在職する有象無象大小の地方
官公吏が斜二無二迎合して姦をなし、国家の精髄たる歴史をも民情をも構わず、神社旧跡....
「「女らしさ」とは何か」より 著者:与謝野晶子
長、学者、芸術家、社会改良家、教師、評論家、新聞雑誌記者、飛行家、運転手、車掌、
官公吏、事務員等があって、従来は男子の領域であるとされていた活動に多数の女子が従....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
国主義の精神形態であった。国家権力と神道が分離されたことは神祇院の廃止となった。
官公吏の公的資格での神社参拝、儀式祭典参列は禁じられた。伊勢の皇大神宮その他に関....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
立つものだ。 一九三七・三・一五 東京 戸坂潤 第一部 日本の社会現象 1
官公吏の社会的地位 かつて農林省の小作官会議に於て、この頃しきりに小作争議に内....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
下をとったにしても、日本の国情としては、そうせざるを得ないのが当り前だ。軍人だの
官公吏というもの、又事務系統を減らして、生産面の各部門を拡充し、それも主として貿....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
ありませんか。この際自分はむしろ「部落民なるが故に」という理由の下に、ことさらに
官公吏会社員等の採用にも、差支えなきかぎり優先権を与うるくらいの心持ちがほしいと....