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定憲
「定憲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
定憲の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
なしたるありさまなり。この時に当たり断然起ちて万世不易の国体を説き王権論を説き欽
定憲法論を説きたるものはひとり帝政論派なり。吾輩はその説の往々偏癖に流るるものな....
「現代の主題」より 著者:宮本百合子
小規模な天皇制への反抗があらわれ、幸徳秋水などが死刑に処せられた。自由民権を、欽
定憲法によってそらした権力は、この一つの小規模な、未熟な、社会主義思想のあらわれ....
「私たちの建設」より 著者:宮本百合子
に積極的に明確にしている。けれども明治二十二年に出来て最近まで伝えられた日本の欽
定憲法は人民によって作成され、決定されたものではなかった。支配権力が自身の権力の....
「明日をつくる力」より 著者:宮本百合子
順にそれに服従しなければならないかということが眼目としてつくられていた。これは欽
定憲法と呼ばれている。ここでは服従すべきものとして人民全体が扱われていたから、昔....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
治家の評論」という講演を学者達(?)の前で行っている。それによると日本の憲法は欽
定憲法であるということと国体に基いた憲法だという点とで、世界無比な出来具合だとい....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
するのでない。それをくわしく語っていたら非常に長くなる。ここではただ、それが角藤
定憲という自由党の一壮士によって大阪に創められて、さらに川上音二郎によって東京に....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
郎、菊五郎、秀調、松之助、家橘ら出勤。浅間山の噴火が評判となる。 ○十二月、角藤
定憲の一派が大阪において壮士芝居を創め、三日より新町座にて開演。これを新派劇の開....