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定本
「定本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
定本の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「眼帯記」より 著者:北条民雄
たまま頷《うなず》いた。 (昭和十一年『文学界』九月号) ※一部、東京創元社の「
定本北條民雄全集 下」(創元文庫版)を元に訂正しました。(校正者注)....
「機械」より 著者:横光利一
『改造』に発表。昭和六(1931)年四月白水社『機械』に初収。 ・河出書房新社『
定本 横光利一全集 第三巻』(昭和五十六年刊)を底本とした。 ・旧かなづかいは現....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
議論の立て方でありました。 「動的表現界に於ける鼻の詐欺行為」は、こうして尽く肯
定本料に依って埋めつくされそうに見えました。 この巧妙なる論告に対して静的表現....
「衣服と婦人の生活」より 著者:宮本百合子
組合間の健全な物質の交換で布地の流れは本当に違ってくる。 今日新聞に出た経済安
定本部の経済白書をわたしたちは、どんなこころもちでよんだだろう。あの白書のなかに....
「ほうき一本」より 著者:宮本百合子
十二月二十六日の午後、毎日新聞社から電話がかかって来た。そして、経済安
定本部長官和田博雄が、二十三年度の勤労者のための経済白書を出したから、それについ....
「今年こそは」より 著者:宮本百合子
一年でした。国民所得を戦前の百倍として、税は百二十六倍払わなければならず、経済安
定本部の数字によれば、それでも去年十一月には、国民の家計は黒字になるはずだったそ....
「新しい卒業生の皆さんへ」より 著者:宮本百合子
同感されています。それは一部には当っております。たとえば、みなさま御存知の経済安
定本部――安本――あそこはたしかに抽象がすきです。その点で日本のわるい面の代表で....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
本建設国民運動要領案」が発表され民間各方面の代表者に協力を求めた。七月には経済安
定本部の「経済実相報告書」を発表した。引き続き生活必需品の流通を適正化するために....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
円本形式をもとの形に引き直そうとしたが、どうしてもそれが出来ずとうとうあの体裁が
定本となるようになってしまった。 然しこの円本時代というものは出版者及び文学者....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
四円)というのを出しています。それで、一家を構えてしかも老人子供の多い家では、固
定本給の十割にも近い特別手当があるわけです。それからそのほかに、家持の者は必ず一....
「調査機関」より 著者:中井正一
確な統計資料を必要とするので、アメリカ型の統計作成業務が急速に導入された。経済安
定本部をはじめとして各行政官庁は、その調査統計業務を急速にアメリカ化せざるをえな....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
たのは建保四年(一二一六)十二月のことだった。このときに成立した御本は最後的な決
定本として、和歌所|開闔源家長が清書して奥書を記して世につたえたものであって、十....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
ものとみえる。 平氏系図も、厳密には、諸書まちまちといえよう。尊卑分脈はじめ、
定本というのはない。それに遠祖外戚までに及ぶのはなお煩を加えるだけだから、壇ノ浦....