» 定火消

「定火消〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

定火消の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹那山の怪」より 著者:江見水蔭
一 東海道は三島の宿。本陣|世古六太夫の離れ座敷に、今宵の宿を定めたのは、定火消御役酒井内蔵助(五千石)の家臣、織部純之進という若武士で、それは酒井家の領....
仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
い) 用心しいしい歩くことに決めた。 平川町を通り堀田町を通った。 右手に定火消の長屋があり、左手に岡部だの小泉だの、三上だのという旗本屋敷のある、御用地....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
衛門尉、青山|下野守、土井|能登守、――といったような人々の屋敷屋敷で、その間に定火消しの番所もあれば、町家も無数に立っている。そこを行き過ぎれば代官町となる。....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
を見ると、道三橋から竜の口、八代洲河岸にかけて、諸大名や、林|大学頭の御上屋敷、定火消屋敷などが立並んでいる。そのころは既に広重の出世作、『東海道五十三次』(保....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
二十四日のお当日は、江戸城三十六見付総ご門に、月番大名火消し、ならびにお城詰めご定火消しの手の者がずらずらと詰めかけて、お成りからご還御までの間のお固めを承り、....
早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
って横ざまに降りしきる霙を衝いて、三次は驀地《まっしぐら》に駕籠を追って走った。定火消《じょうびけし》を右に見てあれから湯島四丁目へかかると藤堂様のお邸がある。....