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「実績〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

実績の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
くなり行くに従って、よりよき外界はより深く私の個性の中に取り込まれる。生活全体の実績はかくの如くして始めて成就する。そこには犠牲もない。又義務もない。唯感謝すべ....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
に於ける啓蒙活動は、決して目的意識的ではなかった。事実の問題としては相当の啓蒙的実績は挙げているのであり、例えばプロレタリア文学などが果した啓蒙的効果は絶大なも....
人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
する。見苦しいぞ。わしはお前には黙っていたが、こんどの人造人間戦車が、満足すべき実績を示した暁には、お前を取立てて、副主席にしてやろうかと考えているんだ。しかし....
独本土上陸作戦」より 著者:海野十三
ざりしてしまった。 気をつけていると、毎日毎夜、集ってくるどの報告書も、飲酒の実績報告ばかりであって、その中に只の一枚も、「金博士は、机に向い、設計用紙を前に....
神サマを生んだ人々」より 著者:坂口安吾
掌の放熱をうけると大そうスーッとして軽くなると仰有る。また、教祖はいろいろ治病の実績があるようですね。ボクは別に持病というものがないので実験台にならんかも知れん....
百万人の文学」より 著者:坂口安吾
して売れるにまかせるような天然居士の商法がなく、思い出しの鳴物入りだから、出版の実績から、作品の歴史的生命を推定する方法がないようだ。万人の見るところ歴史的評価....
投手殺人事件」より 著者:坂口安吾
ところで法網をくぐっているのがフシギなくらい。しかし野球のスカウトとしてだけは、実績をあげ、名声は隆々として、そのせいか、そッちでは、暗い噂をきかない。引ッこぬ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ンの精力が生れるのかも知れないね。彼はよく金銀も掘りだしたが、青史に稀れな精力の実績も記録に残しているのである。慶長十八年四月病死した。 長安は死に先立って妾....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
かく、成績は上乗ではなかった。ストリップ的にうけている見せ物だから、花嵐の怪力の実績だけではうけなかったのである。 ところが一夜この小屋へ花嵐を誘いにきた若い....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
分名古屋へ行って修行して来たとかいっている。腕前の好いことは、市内に散在するその実績を見ているので間違いはあるまいと思ったからである。 庭造りには地所の狭い割....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
よくなるそうで、時々二升ぐらい吹きかけるが、牛飼いが、半分飲み飲み吹きかけるから実績は一升ぐらい吹きかけたことにしかならない由。こういう秘術をつくして、松阪牛独....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
へはいって長崎の彼や彼女の例外なき胃袋に接し、十年前に見たそれらの胃袋の怖るべき実績をアリアリと思いだし、 「ユウレカ! ユウレカ! ユウレカ!」 浦上も....
黒船来航」より 著者:服部之総
とっても常識であった。しかもその客がどんな客人であるかはインドや中国を開国させた実績にてらして日本の愛国者にはよく分っていた。だからこそ林子平《はやししへい》が....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
発起者及び会員は朝野知名の政治家、実業家、学者を網羅し、その宣言は堂々たりしが、実績の見るべきものなくして終れり。 ○八月、東京にコレラ大いに流行し、日々の新患....
啓蒙の現代的意味と役割とについて」より 著者:戸坂潤
に於ける啓蒙活動は、決して目的意識的ではなかった。事実の問題としては相当の啓蒙的実績は挙げているのであり、例えばプロレタリア文学などが果した啓蒙的効果は絶大なも....