実記[語句情報] »
実記
「実記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
実記の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「島原の乱」より 著者:菊池寛
云う。 立花宗茂島原戦之覚書 肥前国有馬古老物語 原城紀事 徳川
実記 其他....
「田舎教師」より 著者:田山花袋
。かれはまた第二軍の写真班の一員として従軍した原杏花の従軍記のこのごろ「日露戦争
実記」に出始めたのを喜んで読んだ。恋愛を書き、少女を描き、空想を生命とした作者が....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
その他、 スタンレーの「アフリカ探険記」、キャピテン・クックの「世界三週航
実記」、「ロビンソン・クルーソー」、「不思議の国巡廻記」「アラビアン・ナイト」等....
「ことの真実」より 著者:宮本百合子
一九四九年の春ごろから、ジャーナリズムの上に秘史、実録、
実記と銘をうたれた記録ものが登場しはじめた。 氾濫した猥雑な雑誌とその内容はあ....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
ら、文学者たちの注目を集め、批判をうけましたが、ひきつづきいくつかの形で二・二六
実記が出て来たし、丹羽文雄の最後の御前会議のルポルタージュ、その他いわゆる「秘史....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
れたとか、召喚されたとか、甚しいのになると御丁寧にも検挙される予定だとかいう、事
実記事や予報記事までがあまりデカデカと新聞に載り過ぎるので、世間ではそんなものは....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
三
八代さまの世に、日光修繕の模様はどうかというと、御番所日記、有徳院御
実記《うとくいんごじっき》などによれば……
小さな修営は、享保《きょうほう》十....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
(しらべ中) 『敗走千里』(八月五日送) 送品目録 *は購求 *『支那事変
実記』 『神々は渇く』(不許) *『山谿に生くる人々』 『リカアドウ』 *『....
「増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
から、多くの霊廟のうちに国宝として特に秀でた建築ができあがったのであった。『徳川
実記』、『本光国師』、『東武実録』などによると、二代秀忠の歿したのは寛永九年正月....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
ば、これまた、速記も同じような大口利いていたからである。往年、私の愛読した『檜山
実記――相馬大作』など「百猫伝」で知られた桃川|如燕《じょえん》の速記だったとお....
「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」より 著者:森鴎外
皆々様 この擬書は翁草に拠って作ったのであるが、その外は手近にある徳川
実記(紀)と野史とを参考したに過ぎない。皆|活板本で
実記(紀)は続国史大系本であ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
楠が青柳、熊王が川上、侍女千代野が藤沢という役割であったが、これまで「板垣君遭難
実記」というたぐいの狂言のみを演じていたこの一座が、烏帽子をかぶったり、直垂を着....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
にて沢村清十郎は名題に昇進し、四代目沢村源之助と改む。 ○四月、春木座にて「菅原
実記」を上演。右団次の菅丞相が天拝山祈りの場にマグネシヤを用いて電光を見せ、大い....
「山の人生」より 著者:柳田国男
れは違っているといい、自ら口授したところの源平合戦記であった。『吾妻鏡』や『鎌倉
実記』と比較して、一致せぬ点が多いというのは当り前以上である。しかし出来事の評判....