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実験科学
「実験科学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
実験科学の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「絶対矛盾的自己同一」より 著者:西田幾多郎
界のかかる方向においての生産様式即ち物の具体概念を、行為的直観的に把握し行くのが
実験科学である。そこでは私の行為的直観とは科学的実験ということである。物理学の如....
「感覚と科学」より 著者:寺田寅彦
械としての感官を生理的心理的効果の係蹄から解放することが、ここに予想される総合的
実験科学への歩みを進めるために通過すべき第一関門であろうと思われる。 (昭和八年八月、科学)....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
りしながら歩いていたのでは国道でも田んぼへ落ちることなしに目的地へは行かれまい。
実験科学では同じ実験を繰り返すことができるからまだいいとしても、天然現象を対象と....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
し科学に於ける実験の役割に就いて、もう少し分析を進めて見る必要がある。 世間で
実験科学得ない。 日常的なのである。 科学的実験(所与)の生産・発見・整理の....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
学が実験をその組織的・統一的な科学方法としているという結果には導かない。世間では
実験科学という言葉を使っているが、そして一体実験という言葉は仲々面倒な分析を必要....
「物質とエネルギー」より 著者:寺田寅彦
る部分より成ると論ずる人があったとすれば、その人は空想家か哲学者であって少なくも
実験科学者ではない。
実験科学は形而上学ではない。取扱うものは自然の経験的事実であ....
「学問の自由」より 著者:寺田寅彦
切分かりかねるのである。 尤も、科学者も人間である以上は、いつもいつもこういう
実験科学的な考え方ばかりしている訳にはゆかない。時には「希望」と「正義」とを混同....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
特筆するに足るだろう。 「これを綜合して考うれば、ファラデーは世界の生んだ最大の
実験科学者なるべく、なお歳月の進むに従って、ファラデーの名声は減ずることなく、ま....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
る。日本では工業の発達が著しくないのと、物を理論化せずに運用に長ずるというので、
実験科学の発達は必要でなかったので、星学もまた実験的に進むことができず、かえって....