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「客員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

客員の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
芥川の事ども」より 著者:菊池寛
。その後、自分が時事新報にいた頃から、親しくなり、大正八年芥川の紹介で大阪毎日の客員となった頃から、いよいよ親しく往来したと思う。最近一、二年は、自分がいよいよ....
道標」より 著者:宮本百合子
っているわけではないが、ロンドンのクラブ街として有名なペルメル街の自動車クラブの客員になっていて、ロンドン在住の日本人と一部のイギリス人の間に、一種の社会的存在....
伸子」より 著者:宮本百合子
ったんだよ、そのために……」 佃は、大学へ通うようになった。津村博士の研究室へ客員のようにして。やがて彼の専門の講師にでもなるのであろうが、それで生活は立たな....
のろのろ砲弾の驚異」より 著者:海野十三
えず、思わず自分の膝を叩いた。 5 金博士|秘蔵の潜水軍艦|弩竜号の客員となって、中国大陸の某所を離れたのは、それから、約一ヶ月の後だった。 もち....
辞典」より 著者:戸坂潤
社長・出資者・株主其他の出版資本家と記者とは区別されねばならず、記者の内にも顧問客員や専属記者や寄稿者や投稿者もある、がより大切なのは編集部員(探訪・論説委員・....
地上」より 著者:島田清次郎
の金をかなり多く携えてこの市街の伯父を訪ねて今年の春来たのであった。彼は新聞社の客員という風な資格で論説などを書いて生活を立てていた。彼の専攻であった星学に対す....
斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
村山の内意を受けて私の人物見届け役に来たのだそうだ。その時分緑雨は『国会新聞』の客員という資格で、村山の秘書というような関係であったらしく、『国会新聞』の機微に....
炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
東京朝日新聞の初刷に客員柳田國男君の炭焼長者譚という面白い読物の第一回が出ていた。奥羽地方に伝わって....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
ます。諸君本日臨時議会を開きましたのはほかのことでもありません。この川底に新しい客員が一人殖えたので、その部属をきめたいと思います。諸君のご詮議を願います」 「....
春泥」より 著者:久保田万太郎
しても決してソツがなかったから、坊主、坊主とだれからも調法がられた。――とりわけ客員の由良には、かれがその一座でのめずらしい江戸っ子だったことを以て……というこ....
芝、麻布」より 著者:小山内薫
の同人は、谷崎潤一郎、和辻哲郎、後藤末雄、大貫晶川、木村荘太などであった。別に、客員として、今では精神病の大家になった杉田直樹などがいた。 木村荘太の家兄が芝....