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「客将〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

客将の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
た。これを打破するには明治の子規一門の写生主義による自然への復帰が必要であった。客将漱石は西洋文学と漢詩の素養に立脚して新しきレトリックの天地を俳句に求めんとし....
雪たたき」より 著者:幸田露伴
。 其後|幾日も無くて、河内の平野の城へ突として夜打がかかった。城将桃井兵庫、客将一色|何某は打って取られ、城は遊佐河内守等の拠るところとなった。其一党は日に....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
ける武田信玄の感状なども添うているところを見ると、私どもの祖先はその時代に武田の客将となって信州に入り、ついにそれが永住の地となったものであるらしい。 私はそ....
三国志」より 著者:吉川英治
がず、森としていた。 その兵は、約五百ばかりで、主将はきのう身を寄せたばかりの客将、趙雲子龍その人であった。 なんの気もなく、 「あれ踏みつぶせ」と、麹義は....
三国志」より 著者:吉川英治
次いでもらいたい」 陳珪と聞いて、門衛の部将は驚いた。呂布の城下に住み、徐州の客将だ。しかも先頃、曹操の推薦で朝廷から老後の扶養として禄二千石をうけたという。....
三国志」より 著者:吉川英治
は。児戯にひとしい」と関羽は満心の不平を笑いにまぎらせて云った。 「馬超は亡命の客将。黄忠はすでに老朽の好々爺。それらの人士と、われにも同列せよとのお旨であるか....
私本太平記」より 著者:吉川英治
加勢に添えた一軍で、その中には、九州の菊池武重の弟、菊池|武吉などもいた。つまり客将としてである。 しかし、正成にすれば、きょうの戦に、客将をおく場所などはな....