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室屋
「室屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
室屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
たでしょう。殺生関白《せっしょうかんぱく》の太刀《たち》を盗んだのも甚内です。沙
室屋《しゃむろや》の珊瑚樹《さんごじゅ》を詐《かた》ったのも甚内です。備前宰相《....
「曇天」より 著者:宮本百合子
かれこれ》十時近くであった。 髪を結ったり、髪を洗ったりして食堂に行くと、広い
室屋の中に母や弟達が新聞を読んで居た。 ボソボソと、独りでシチューで御飯をたべ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
んじょう》兼吉、奈良太郎兼常、徳永兼宣、三|阿弥《あみ》兼高、得印兼久、良兼母、
室屋兼任――この七人の末葉《まつよう》、美濃越前をはじめとして、五|畿《き》七|....
「奇巌城」より 著者:菊池寛
この扉一枚の中に閉じ込められているのだ。ボートルレはしばらく掛ってその鍵を破り、
室屋の中へ入った。少年は手探りで父の寝台へ進んだ。父は安らかに眠っている。少年は....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
に無理はない。俘囚長必ずしもそれ自身俘囚の種であらねばならぬ理由はない。大伴大連
室屋の子|談が夷種の軍隊たる佐伯部の長となり、佐伯宿禰の家を起したからとてあえて....