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「宦者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宦者の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ことが出来ます」と、方士は言った。 それから間もなく、帝の恩寵をこうむっている宦者が何か親族の罪に連坐して、遠い南の国へ流しやられることになった。帝は不憫に思....
運命」より 著者:幸田露伴
くべしと宣いぬ。謹んで奉先殿の左に収め奉れりと。羣臣口々に、疾く出すべしという。宦者忽にして一の紅なる篋を舁き来りぬ。視れば四囲は固むるに鉄を以てし、二|鎖も亦....
李陵」より 著者:中島敦
う》の中のすさまじさも全然|和《やわ》らげられはしない。稿をつづけていくうちに、宦者《かんじゃ》とか閹奴《えんど》とかいう文字を書かなければならぬところに来ると....
十二支考」より 著者:南方熊楠
武烈紀八年の条参照)。トルコのソリマン二世一日睾丸抜いた牡馬が戯るるを睹《み》、宦者《かんじゃ》も丸を去ったばかりでは不安心とて、その根部を切り尽さしめ後帝世々....