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「家書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

家書の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
七月二十日に山崎美成が歿した。抽斎は美成と甚だ親しかったのではあるまい。しかし二家書庫の蔵する所は、互に出だし借すことを吝まなかったらしい。頃日珍書刊行会が『後....
ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
トを守れ! プロレタリアートの生産と文化を守れ! 召集は、モスクワの国際革命作家書記局から、世界のプロレタリア作家、革命的作家に向って発せられた。第二回国際革....
日記」より 著者:宮本百合子
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鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
手紙を下さいました。こちらからも度々出したものでした。「独逸日記」というのに、「家書|到る」ということが、月に二、三回はきっと見えます。それが滞独中ずっと続いて....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
て天ようやくはれ、一輪の秋月北天に懸かる。詩思おのずから動く。 雨過秋宵露気寒、家書不、飽見北天光一団。 (雨一過して秋の宵に露の気配も寒々しく、家からの手紙も....
私本太平記」より 著者:吉川英治
くにないが一隠居の生活には余りがある。 ここで彼は好きな読書三昧に送っていた。家書には、兵学の書も多かった。――かの有名な兵学者|大江匡房は家の祖である。大江....
私本太平記」より 著者:吉川英治
で」 「待ってもらおう。おまえさんに謙遜するいわれはない」 「ですが、大江匡房の家書家統を継いで、六韜の奥義を究められたとか。ご高名は、この地方でも隠れはありま....