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容器
「容器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
容器の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
する凹半球に度盛をした盤を置いたものである。水時計は水かあるいは他の液体が大きな
容器から一つの小さな穴を通じて流出するようになっており、その流出した液量を測って....
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
った。果して手応えがあった。やがてズルズルと出て来たのは小銃の弾丸のような細長い
容器に入ったラジウムだった。私はそれを白紙の上に取って、ニヤリとほほえんだ。 「....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
線のかげ 頭目の手には、戸倉の義眼がのっている。 「ふん。これが黄金の三日月の
容器とは、考えやがったな。しかしこうなれば、お気の毒さまだ。ありがたく頂戴してし....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
を借りて、ラジウムの在所を確かめる。 人形がちょうどラジウム二百|瓦《グラム》の
容器の上に来たとき、放射線の強さは最大となるから、そのとき悪漢一味は電波を出して....
「金属人間」より 著者:海野十三
》した。 陳列棚のうちそのドアが開かれて、壁の中におし入れてあるものは、ガラス
容器が見られた。検事や警部は、前へ進んで、一生けんめいにその中をのぞきこんだ。 ....
「超人間X号」より 著者:海野十三
、これがあのおそろしい力を持っていたX号の電臓ですか」 検事たちは、目をガラス
容器に近づけて歎息《たんそく》をついた。人間の脳髄によく似ている。しかし色が違う....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
あれは僕があとから拵えておいた第二世なんです。第一世は、灰の形もくずさず、硝子の
容器におさめて、あっちに保存してあります」 「えっ」 「もちろんその灰に、紫外線....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
二人の男女は平然としている。男の手にあるシャンパン用の硝子盃へ、女は銀色の大きな
容器から血のように真赤な酒をつぐ。 男はその盃を目の高さにあげて透して見てにや....
「共軛回転弾」より 著者:海野十三
本当の商売に突入しなければならない。ルスは各種の燻製料理をぎっしり詰めこんだ食品
容器をさげベラントに目配せをする。そこで三人は打連れだって金博士の住む地下室へと....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
られた。それからこの怪物のからだに附着していた土が小さく区分されて、いちいち別の
容器におさめられた。 坑道内の土も、全部集められた。 七人の博士について来た....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
のものです。博士の研究室のスペトロスコープを使って、その白毛みたいなものを、真空
容器の中で熱し、吸収スペクトルを測定してみました。すると、どうでしょう。その結果....
「空襲警報」より 著者:海野十三
ウームと苦悶する人の声。――旗男はハッとその場に立ちすくんだ。 伝染病菌の
容器 まだ暮れたばかりの夏の宵のことだった。不意に起った銃声に、近所の人々は、....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
入れて持ってくるのが間違いじゃ。この次から、卓子の上に置いても汚れないような完全
容器に入れて来い。さもないと、もう今度は通さんぞ」 「へえい。――」 レッド老....
「科学者と夜店商人」より 著者:海野十三
が混入したあったとすれば益々電導体の液体であると言わなければならない。而も液体の
容器は錫鍍鉄板で出来ているバケツではないか。おお、この液面は大地電位に在る。この....
「キド効果」より 著者:海野十三
と落とした窓からスースー脱けていってしまって、代りに新鮮な空気が、新鮮な朝という
容器に盛られてみなみなに薦められ、ホッと蘇生したような気持になった。殊に列車が博....