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「宿継ぎ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宿継ぎの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
。よつや、平塚《ひらつか》と走りつけてこの間が二里半。大磯《おおいそ》、小田原と宿継ぎに飛ばして、ここが四里。日あしの長い初夏の日にも、もう夕ばえの色が見えまし....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
りずんと面白いぞ。さて、そなたに火急の用あり。飛脚に立てたるこの者共を道案内に、宿継ぎの早駕籠にて早々当地へ参らるべし、お待ち申す。 疵の兄より 菊路どの....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
よ実現されることを知った。 「尾州の御先荷がもうやって来た。」 と言って見た。宿継ぎ差立てについて、尾張藩から送られて来た駄賃金が馬籠の宿だけでも金四十一両に....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
伝馬町屋。二日目には飯島扇屋泊まり。三日目に南殿村着。もっとも、馬籠から飯田まで宿継ぎの送り人足を出してくれるなら、そこへ迎えの人足を差し出そうというようなこと....
丹下左膳」より 著者:林不忘
、与吉の考えでは。 柳生藩の急使という以上、すくなくとも五人や十人の供を連れて宿継ぎの駕籠かなにかで、ホイ! 駕籠! ホイ! とばかり、五十三次を飛ばして行く....