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「宿陣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

宿陣の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
をそばだてさせた。 その中には、開城の前夜に芝増上寺山内の大総督府参謀西郷氏の宿陣で種々な軍議のあったことも出て来た。城を請け取る刻限も、翌日の早朝五ツ時と定....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
治元年(翁五十二歳)、藩主長知公京都へ御上洛の節、同地|紫野大徳寺内、龍光院に御宿陣が定められた。その節御供した御納戸組九人の中、翁は長知公の御招待客席で、御囃....
三国志」より 著者:吉川英治
。 県の城長の娘は、名を芙蓉といい姓は鴻ということ。また、今夜近くの河畔にきて宿陣している県軍は、きっと先に四散した城長の家臣が、残兵を集めて、黄巾賊へ報復を....
私本太平記」より 著者:吉川英治
近づくほど、官軍方の聞えは悲風ばかりで、足利方の優勢は断然たるものがあり、一夜の宿陣も気が気ではなく、 みかどは如何なされし? 都の姿もどうなったか と、....