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密入国
「密入国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
密入国の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
に相違ない。まず共産党幹部の地下潜入、朝鮮戦乱や国際情勢の悪化につれて国外からの
密入国や国内からの脱出などゝモグラ族の移動往復が相当ヒンパンであろうから、イヤで....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
海の方ははるかに易々たるものであったに相違ない。 戦後の今日、朝鮮からの密輸や
密入国は発動機船を用いているらしいが、それは監視船の目をくぐるに必要な速力がいる....
「復活祭」より 著者:久生十蘭
だ、博奕《ばくち》打ち、喧嘩師《ポンサー》などの渡世人《スポウテイ》、脱走船員、
密入国者、密買行商人といった、日本の夢も見ない連中だけがつくっている大きなサーク....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
耐えられるものだろうか。もし事実なら不可解というほかはない。 山口智海が西蔵へ
密入国して、ラッサ(聖都)に達するまでの苦行は、玉井喜作のそれよりも荒々しく凄涼....