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「密意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

密意の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
ぬ。 頼家 言うな、兵衛。物の具に身をかためて夜中の参入は、察するところ、北条の密意をうけて予を不意撃ちにする巧みであろうが……。 行親 天下ようやく定まりしと....
日本民芸館について」より 著者:柳宗悦
のものや六朝仏が一番だと思いますが、それは工藝的な性質においてのみ、その美しさの密意を解くことができると考えるのです。それ等は用途と密接な関係があり、個性よりも....
美の国と民芸」より 著者:柳宗悦
れはこうでした。美のことについては今までは誰も美術にのみ注意を傾けましたが、美の密意を解くためには、工藝がいかに大切な鍵を与えるかを悟るに至ったのです。そうして....
三国志」より 著者:吉川英治
をわが物とせん遠計にちがいありません。ですから、呂曠、呂翔の二人には、あなたから密意を含ませておいて、いつでも変あれば、内応するように備えておかなければいけます....
朝鮮の友に贈る書」より 著者:柳宗悦
憧れが、どれだけ密かにその線を伝って流れてくるであろう。その民族は応わしくも線の密意に心の表現を托したのである。形でもなく色でもなく、線こそはその情を訴えるに足....