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「密旨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

密旨の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
ちて居る様だ、併し今までの事は此の後の事に比ぶれば何でも無い。 第五回 神聖な密旨 何者が何の為嘘の電報など作って余の叔父を呼び寄せたのだろう、余は電信局....
修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
せねば……。 兵二 手を下すべき機もなく、空しく時を移し申した。 行親 北条殿の密旨を蒙り、近寄って討ちたてまつらんと今宵ひそかに伺候したるが、さすがは上様、早....
丹下左膳」より 著者:林不忘
を思って一心に働いていたが、そのうちにふと立ち聞きしたのが食客丹下左膳の身の上と密旨《みっし》、並びに、夜泣きの大小とやらにからんで栄三郎にまつわる黒い影であっ....
魔都」より 著者:久生十蘭
します、安南皇帝を東京で暗殺する計画があります。皇帝の反対派、皇甥李光明一派から密旨を受けた暗殺者が、十二月廿七日のプレジデント・フウヴァー号で横浜に到着してい....
三国志」より 著者:吉川英治
を開いていると、これを呑ませるぞ」と、どなりつけた。そして、「――さては、天子の密旨をうけて、おれに和睦をすすめに来たな。天子のご都合はよいか知らぬが、おれには....
私本太平記」より 著者:吉川英治
いえいえ。身を窶して忍ぶには、かえって、一人こそよけれです。とまれ明夜中には、ご密旨の儀、相違なく、内裏のおん内へ達するものとおぼし召し下さいましょう」 かく....