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密法
「密法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
密法の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
まつさえ先代からの古い出入りだったというにおいては、だれかキリシタン・バテレンの
密法でも使う者が忍び込んで持ち出さないかぎり、あるいは雪舟の名画に足がはえて、自....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
負い来らしめ、犯して妊《はら》ませた話あり。唐の金剛菩提三蔵訳『不動使者陀羅尼秘
密法』に、不動使者を念誦《ねんじゅ》して駆使せば、手を洗い楊枝《ようじ》を取るほ....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
。
「いまわしがお話し申したとおり、孫六発案の大沸かし小沸かし、さては刃わたしの
密法、ともに合符《がっぷ》の秘文となって現在この世に伝来しおること明白でござる」....
「俊寛」より 著者:倉田百三
達しました。彼は上賀茂の神社の後ろの森の中に呪詛の壇を築いて、百夜の間|※幾爾の
密法を行じました。宗盛を呪い殺すために。夜陰の森中に、鬼火の燃える鼎の中に熱湯を....
「錬金詐欺」より 著者:小酒井不木
もその秘密を洩さなかったが、段々親密に交際するに及んで、遂に彼の発見した錬金の秘
密法を語ったのである。彼の発見した方法によると、一ポンド金貨をるつぼの中へ入れ実....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
も公道を取るべしと決定致しました。で、その翌日朝の中に前日の約束のごとくマニの秘
密法力を授かり昼頃にそこを立ってその荷物を背負って二里ばかり降って参りましたが随....