寒明け[語句情報] » 寒明け

「寒明け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寒明けの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
豊竹呂昇」より 著者:長谷川時雨
しのざさ》にからむ草の赤い実をあさりながら小禽《ことり》は囀《さえず》っている。寒明けの日和《ひより》はおだやかで、老人たちが恋しがるばかりではない日の光りはの....
無宿人国記」より 著者:吉川英治
金を、こっそりと、渡した。 旅といっても、一角は、相変らずな着ながし一枚、もう寒明け、寒さもここらが関と、多寡をくくって、 「では、いずれまた」 と、貰った....