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寓所
「寓所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寓所の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
から浄瑠璃、落語、その他の興行物や飲食店はなかなか盛んであった。そうして私どもの
寓所よりも近かったので、誰も外出すれば、このさかり場を逍遥したものである。私は最....
「子規自筆の根岸地図」より 著者:寺田寅彦
子規の自筆を二つ持っている。その一つは端書で「今朝ハ失敬、今日午後四時頃夏目来訪只今(九時)帰申候。
寓所ハ牛込|矢来町三番地|字中ノ丸丙六〇号」とある。片仮名は三字だけである。「四....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
葉石久米堆氏より招待状来り板垣伯に紹介せんとぞいうなる、いと嬉しくて、直ちにその
寓所《ぐうしょ》に訪れしに、葉石氏は妾《しょう》が出阪の理由を知らず、婦女の身と....
「西航日録」より 著者:井上円了
その妙、実に言うべからざる趣あり。帰路紅葉を採集し、チベット寺に休憩し、午後二時
寓所に着す。当夜、康有為君の宅に遊び、ついに一泊し、筆談深更に及ぶ。二十二日正午....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
あり。当夕、シャウ氏の案内にてホテルに至り会食す。 十三日、曇り(満月)。早朝
寓所を出でて、車行二十九マイル、ヒールズビル村に至る。山間の小駅なり。メルボルン....