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「寝付き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

寝付きの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
気《ひとけ》はなかった。 葉子は何を原因ともなくそのころ気分がいらいらしがちで寝付きも悪かったので、ぞくぞくしみ込んで来るような寒さにも係わらず、火鉢《ひばち....
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
貞「へえ有難う、暖《あった》かでげす」 といったぎりぐう/\と好《よ》い心持に寝付きました。 七十七 お隅はそっと奥の様子を見ると、一角....
金魚撩乱」より 著者:岡本かの子
らせて、夜もおろおろ寝られなかった。だいぶ前から不眠症にかかって催眠剤を摂らねば寝付きの悪くなっていた彼は、秋近の夜の眠のためには、いよいよ薬を強めねばならなか....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
」 幸「然うお太皷口をきかれちゃア困る」 と幸三郎は飲めない酒を飲んでグッスリ寝付きますと、温泉場も一時(午前)から三時までの間は一際|※と致します。往来は素....
探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
寝苦しくさせるようでした。わたくしは午前二時の時計の音を聞いて、それからようよう寝付きました。 夜があけると、一面の霧でした。じいやが氷のように冷たい水を汲ん....
お住の霊」より 著者:岡本綺堂
レ住が来た、怖いよゥと火の付くように泣立てる。ようよう欺し賺してその晩は兎もかく寝付きましたが、その翌る晩も右の散し髪の湿しおれた女が枕辺に這い寄って、御免下さ....