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寝付く
「寝付く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寝付くの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
ます。其の天神前で文治は計らずも助けました娘は、親父《おやじ》が眼病ゆえ毎夜親の
寝付くを待って家《うち》を抜け出して来て、天神様へ心願を掛けましたと云う事を聞い....
「夫婦善哉」より 著者:織田作之助
出もあったりして、やがて柳吉は金に困って来たと、蝶子にも分った。 父親が中風で
寝付くとき忘れずに、銀行の通帳と実印を蒲団《ふとん》の下に隠《かく》したので、柳....
「巡査辞職」より 著者:夢野久作
前達は……」 「両親達はラジオを聴いてから一時間ばかりで寝附きますから、私たちが
寝付くのはドウしても十二時過になっておりました。もっともこの頃は九時か十時ぐらい....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ので、ともかくも師匠をなだめて無事に帰したんですが、それから間もなく師匠はどっと
寝付くようになって、とうとうあんなことになってしまいました。それを考えると、わた....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
うとぶら/\病というのに罹って、どうも気分がすぐれない、顔の色もよくない。どっと
寝付くほどの大病でもないが、なにしろ半病人のすがたで、薙刀のお稽古もこの頃は休み....
「牛人」より 著者:中島敦
丙らに対する態度は、しかし、いよいよ遜《へりくだ》ってくる一方である。 叔孫が
寝付く以前に、長子の孟丙のために鐘を鋳させることに決め、その時に言った。お前はま....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
いうようなわけで、伊之助は段々|鬱々致しまして、これが病気の原因に相成り、どッと
寝付くような事になっても、看病人が有りませんから手当が行届きません事で、幾ら可愛....