寸評[語句情報] »
寸評
「寸評〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
寸評の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
明なる現象を呈出したものでございます」「佯《いつわ》りのない愚見だ」とまた主人が
寸評を挿入《そうにゅう》する。「御承知の通り鼻汁《はな》をかむ時は、是非鼻を抓み....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
。 彼等の批評は『文学新聞』への投書となる。『キノと生活』へ工場の労働通信員の
寸評となって出て来る。工場内の文学研究会でまとめられた批判は「ラップ」の初歩的機....
「小説の選を終えて」より 著者:宮本百合子
たが、何かの意味で書き直したら作者の勉強になるだろうと考えられた作品にはそれぞれ
寸評を加えて原稿を送りかえした。 今回は、大体に云って特にずばぬけた作品がなか....
「是は現実的な感想」より 著者:宮本百合子
う思うのでもある。 例えば正月号の『ウーマンカレント』のカレントなども、新聞の
寸評的効果を与えようとした点広く社会問題をとりあげている点面白いが、私には、問題....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
に、のんきで出鱈目であるだけに、一方にこんないい天分が、かくされているのだ。短い
寸評だけれども、これ以上の認められ方なんて、ありゃしないわ。 そう思うと、新子....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
木道誉のデザインはおもしろいですな」と私へいわれた。いかにも建築家らしい表現だし
寸評だと思われた。またよく辰野隆氏からも会うたびに「私本太平記」への感想やべんた....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
夕刊一面の各紙の寸鉄欄(たとえば朝日の素粒子、毎日の近事片々、読売のよみうり
寸評、産経の夕拾など)などそれぞれ独自な筆鋒で諷刺と諧謔のうちに快感のある論調を....