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封緘葉書
「封緘葉書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
封緘葉書の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二重心臓」より 著者:夢野久作
迫状というのは、最初は極く簡単なものだったのです。一週間ばかり前に来たのは普通の
封緘葉書で金釘流で『大正十年三月七日を忘れるな……芝居じゃないぞ』といっただけの....
「争われない事実」より 著者:小林多喜二
行きたがった。母と娘はそれを楽しみに働くことにした。健吉からは時々検印の押さった
封緘葉書が来た。それが来ると、母親はお安に声を出して読ませた。それから次の日にモ....
「独房」より 著者:小林多喜二
云って、廻わってくる。 キャラメル一つ。林檎 十銭。 差入本の「下附願」。 書信
封緘葉書二枚。 着物の宅下げ願。 運動は一日一度――二十分。入浴は一週二度、理....
「父の出郷」より 著者:葛西善蔵
はこの春突然やってきて二晩泊って行ったが、つい二三日前北海道のある市の未決監から
封緘葉書のたよりをよこした。 ――その後は御無沙汰しておりました。七月号K誌お....