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「導き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

導きの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ょっと申上げた大国主神様からのお神使なのでございます。私はこのお方の一と方ならぬ導きによりて、辛くも心の闇から救い上げられ、尚おその上に天眼通その他の能力を仕込....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
、自己の独子の犠牲によりて、初めてその怒りを解き、お気に入りの少数者のみを天国に導き入れて、未来永劫、自己に対する讃美歌を唄わせて、満足の意を表している神ではな....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
こう。 外界との接触から自由であることの出来ない私の個性は、縦令自主的な生活を導きつつあっても、常に外界に対し何等かの角度を保ってその存在を持続しなければなら....
想片」より 著者:有島武郎
重点をおいて物をいっていた。各自が自己をこの上なく愛し、それを真の自由と尊貴とに導き行くべき道によって、突き進んで行くほかに、人間の正しい生活というものはありえ....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
る。 第二の部類のものは、科学の力によって非常に拡張された外界の知識から我々の導き出した考えと種々な点で相通ずるものがあるというところに主要な興味があるのであ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
流の直訳を脱してはいない。 日露戦争はモルトケの戦略思想に従い「主作戦を満州に導き、敵の主力を求めて遠くこれを北方に撃攘し、艦隊は進んで敵の太平洋艦隊を撃破し....
活人形」より 著者:泉鏡花
得三は出迎えて、「これは高田|様でございますか。まあ、こちらへ。と二階なる密室に導きて主客|三人の座は定まりぬ。高田は笑ましげに巻莨を吹して、「早速ながら、何は....
白金之絵図」より 著者:泉鏡花
す。この邸町、御宅の処で、迷いに迷いました、路を尋ねて、お優しく御懇に、貴女にお導きを頂いた老耄でござるわよ。」 と、家主の前も忘れたか、気味の悪いほど莞爾々....
神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
光を帯び、水紅の羅して、あま翔る鳥の翼を見よ。 「大沼の方へ飛びました。明神様の導きです。あすこへ行きます、行って……」 「行って、どうします? 行って。」 「....
照葉狂言」より 著者:泉鏡花
来揃いたり。桟敷の二ツ三ツ、土間少し空きたる、舞台に近き桟敷の一間に、女はわれを導きぬ。 「坊ちゃん、じゃあね、ここで御覧なさいまし。」 意外なる待遇かな、か....
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
「弱え人だあ。」 「頼むよ――こっちは名僧でも何でもないが、爺さん、爺さんを……導きの山の神と思うから。」 「はて、勿体もねえ、とんだことを言うなっす。」 と....
みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
れて来たのがあった。 この竹の杖を宙に取って、さきを握って、前へも立たず横添に導きつつ、くたびれ脚を引摺ったのは、目も耳もかくれるような大な鳥打帽の古いのをか....
夜行巡査」より 著者:泉鏡花
み物の手袋を嵌《は》めたる左の手にぶら提灯《ぢょうちん》を携えたり。片手は老人を導きつつ。 伯父さんと謂われたる老人は、ぐらつく足を蹈《ふ》み占めながら、 「....
雪柳」より 著者:泉鏡花
こんな場席を、仏智力、法力をもって尋ねるのは勿体ない。よって、魔魅や、魔魅の目と導きで探って来たぞに、早う、なされんかに、お冬さん。」 「はい。」 「さ、お冬さ....
湯女の魂」より 著者:泉鏡花
、難船が山の陰を見附けた心持でありますから。 「こっちへ。」と婢女が、先に立って導きました。奥座敷上段の広間、京間の十畳で、本床附、畳は滑るほど新らしく、襖天井....