小さくなる[語句情報] »
小さくなる
「小さくなる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小さくなるの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の説明として、物体の視角がその物に近寄る人にはだんだん大きくなり、遠ざかる人には
小さくなるという事実を引用した。ここでその物体に相当するものは恒星間を連結する線....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
い角体の二辺に沿い起倒する仕掛になっている。そして、支点に近づくほど起倒の内角が
小さくなるということは、たぶん簡単な理法だから判っているだろう。そこで、落し金の....
「すり替え怪画」より 著者:海野十三
引はしていない」 烏啼は、毅然としていた。藤代女史は、さすがに照れて、隅っこへ
小さくなる。 「だが、こんなことは、もうよしたがいいね。種はたった一つだ。この種....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
ことが、よく理解できなかったけれど、平行線がやがて交わるものなら、やがてからだも
小さくなるような気がしたので、思いきって樽の小さい穴へとびこんでみることにした。....
「恐竜島」より 著者:海野十三
ールやケン、ダビットたちを救うまでは、仲間われしては不利なのだ。それだけ救援力が
小さくなるおそれがある。玉太郎は、いきどおりをぐっと胸の奥へのみこんで、ただネリ....
「かんかん虫」より 著者:有島武郎
奴を。知ってるか、「癇癪玉」ってんだ綽名が――知ってるか彼奴を。 さすがに声が
小さくなる。 イフヒムと云うのはコンスタンチノープルから輸入する巻煙草の大箱を....
「火星兵団」より 著者:海野十三
。
大空艇は、どんどん左へまわる。
火星の表面から、明かるい部分が、どんどん
小さくなる。そうして、やがて、全く暗くなった。
「このへんでいいだろう。消音装置....
「醜い家鴨の子」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ます。私の考えますところではあれも日が経ちますにつれて、美しくなりたぶんからだも
小さくなる事でございましょう。あれは卵の中にあまり長く入っておりましたせいで、か....
「天草四郎の妖術」より 著者:国枝史郎
口の中へ抛り込みましたが、最後に娘を引き寄せると膝の上へ抱き上げました。と其体が
小さくなる。夫れを口中へ抛り込む。そうして其儘行きかけましたが、何気無く四郎を認....
「鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
ぎ方をしたからであった。 老人はズンズン泳いで行った。湖心に進むに従って、形が
小さくなる筈を、反対にダンダン大きくなった。しかし是は当然であった。老人は泳ぐに....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
か。それとも飢え衰えた獣であろうか。鶴見はその後影を見送っている。それがだんだん
小さくなる。かれはじっとしていて動かない。その顔色には無関心が少し意地悪そうな表....
「奇巌城」より 著者:菊池寛
城の中の有様を見ることが出来た。奇巌城は先へ行くほど尖っているから、室がだんだん
小さくなるのだ。四番目の室はもう電灯も点いていない。穴から見ると、眼の下十|米ば....
「影」より 著者:岡本綺堂
は鮓は嫌いか。 (太吉は首をのばしてそっと覗いたが、旅人を見ると又|俄に
小さくなる。重兵衛は客の手前もあり、わが子の意気地のないのが腹立たしくもあり、声....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
あります。 ところで最近では、政府の社会保障と減税とは、最初のかけ声にくらべて
小さくなる一方、他方大資本家をもうけさせる公共投資ばかりがふくらんでおるのであり....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
る事が最も多い。特に兵器が進歩して来れば来る程、国民性や将帥の性格の及ばす影響が
小さくなるのは当然である。 古代、兵器が極めて単純であった時代は、国民性の会戦....