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小公子
「小公子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小公子の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「コーヒー哲学序説」より 著者:寺田寅彦
当時通学していた番町小学校の同級生の中には昼の弁当としてパンとバタを常用していた
小公子もあった。そのバタというものの名前さえも知らず、きれいな切り子ガラスの小さ....
「子供のために書く母たち」より 著者:宮本百合子
れてきた。「アンクル・トムの小舎」の作者、「ジョン・ファリファックス」の作者、「
小公子」の作者。これらの人々はいずれも婦人であり、母であり、これらの古典的物語は....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
園女史・幽芳女史などというひとびとが短篇小説をかいていた。また、小金井喜美子、「
小公子」を訳した若松賤子などという今日においても忘られることのない名前も、その翻....
「婦人作家」より 著者:宮本百合子
訳、レルモントフの「浴泉記」、ヒンデルマン「名誉夫人」、若松賤子のすぐれた翻訳「
小公子」などがもたれた。 これらの婦人文学者たちの教養は、花圃の内面世界よりも....
「子供のためには」より 著者:宮本百合子
昔、明治の初期、若松賤子が訳した「
小公子」は、今日も多くの人々に愛読されている。若松賤子がこの翻訳を思い立ったのは....
「手づくりながら」より 著者:宮本百合子
た。 巖本真理のおばあさんは明治初期の婦人英学者若松賤子である。このひとには「
小公子」の名訳がある。おじいさんの巖本善治は、明治初期の進歩的女子教育家であった....
「小公女」より 著者:菊池寛
この『小公女』という物語は、『
小公子』を書いた米国のバァネット女史が、その『
小公子』の姉妹篇として書いたもので....
「源氏物語」より 著者:紫式部
に若君を源氏の愛することにも大臣家の人たちは感激していて、そのためにまたいっそう
小公子は大切がられた。過去の源氏の君は社会的に見てあまりに幸福過ぎた、見ていて目....
「源氏物語」より 著者:紫式部
かわいかった。四人とも皆高い貴族の子供たちで風貌が凡庸でない。皆にいたわれながら
小公子たちは登場した。また大将の典侍腹の二男と、式部卿の宮の御長男でもとは兵衛督....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いると仰云っています。よかったわね。光井の方へは、この暮は、冨美ちゃんへの本(『
小公子』やその他)と何かお送りして、お金は来年三月です。 あなたの腹巻きも、栄....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
れて隆ちゃんに送って上げましょう、ね。達ちゃんは雑誌の他、岩波の『坊っちゃん』『
小公子』その他送ったから冬ごもりの本はあります、ハーモニカもあるし。 早く癒そ....