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「小功〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小功の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
今回の失策は汝のために惜しむ」といった筆法で訓戒を与えたものだそうだ。部下は己の小功でも認識してくれる明君に心から感激し己れの非を悔いるとともに、この君ならでは....
三国志」より 著者:吉川英治
ちに功を立てねば、いつの時か風雲に乗ぜんと、焦心るのであった。 「――義軍なんぞ小功を思わん。義胆なんぞ風雲を要せん」 劉玄徳は、独りいった。 雁の列のよう....
三国志」より 著者:吉川英治
えって、公孫※も、長安の董卓から仲裁の使いをうけると、たちまち、袁紹と和解して、小功に甘んじるようでは、その器もほどの知れたもので、とうてい、天下の窮民を救う英....
三国志」より 著者:吉川英治
上にみなぎらせた。 「匹夫っ。わきへ寄れ!」 「なに。おれを匹夫だと」 「小人の小功に誇るほど、小耳にうるさいものはない。往来の妨げなすと蹴ころすぞ」 「蹴ころ....
三国志」より 著者:吉川英治
、後脳部に叛骨が隆起しています。これ謀叛人によくある相であります。ですから、いま小功を挙げて、これを味方にするも、後々、かならず叛くに違いありません。むしろ今、....
三国志」より 著者:吉川英治
と、時に応じて万全を計るには、やはり私自身が征かねばなりますまい。決して、孔明が小功を誇らんために望む次第ではありませぬ」 王連もなお再三|諫めたが、孔明は敢....