小勇[語句情報] »
小勇
「小勇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小勇の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
君のこころに恥じないであろうか。君はみずから悔い改めて早々に立ち去るべきである。
小勇を恃んで大敗の辱を蒙るなかれ。―― このいかめしい抗議文をうけ取って、盧は....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
、涙が出たね。男子、義を見てせざれば勇なきなり、というわけのものだ。勇に大勇あり
小勇あり、ともいうべきわけのところだ。だから、人間、智仁勇、この三つが大事という....
「親友交歓」より 著者:太宰治
なければならぬ。あの三氏の伝説は、あれは修身教科書などで、「忍耐」だの、「大勇と
小勇」だのという題でもってあつかわれているから、われら求道の人士をこのように深く....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の町を圧し、早くも善光寺平から、坂本の宿外《しゅくはず》れを走りました。 この
小勇者、米友の勇気に驚嘆する声が街道に満つると共に、最初逃げ隠れたお差控え候補の....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
で、二十一になる銀吉という、目のキラリと光る侠気《いなせ》な若い仕《し》だった。
小勇と名乗らせた。 大工上がりの萬朝はおよそしまらない男で、朝は師匠の圓朝より....