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「小書院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小書院の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吉良上野の立場」より 著者:菊池寛
一 内匠頭《たくみのかみ》は、玄関を上ると、すぐ、 「彦右衛《ひこえ》と又右衛《またえ》に、すぐ来いといえ」といって、小書院へはいってしまった。 (そらっ! また、いつもの癇癪だ)と、家来たちは目を....
南国太平記」より 著者:直木三十五
った。長屋の表へ出ると、賑やかな話声と、三味の音とがしていた。 島津将曹は、小書院の窓際の、机の前に坐って――時々、暗くなってくる燭台の灯を、自分で、摘みな....