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小童
「小童〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小童の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
はまことに輝くばかりで、そばに控えた父先生の神宮清臣、ひとひざ下がって介添え役の
小童《こわらべ》。おりから青空高らかにのぞいた七日の月の光をあびて、金波銀波を水....
「雪の白峰」より 著者:小島烏水
に至ってから、初めは信ぜざりし鳥形が、誰の目にも立派に分るようになり、七、八歳の
小童から、中学生まで、往来を通るにも、西の大壁を仰向いて、足を緩めるようになった....
「地中魔」より 著者:海野十三
るのが、ハッキリ解った。 「うーむ」 岩はそれを見ると、満面を朱に染めた。 (
小童め、おれ様の計画を嗅ぎつけたからには、もう生かしておけぬぞ。
小童の癖に、おれ....
「山県有朋の靴」より 著者:佐々木味津三
―ですか。なにも唄ったような覚えがないですが……」 「いや、よし、分った。近所の
小童たちじゃ。だれが教えたか、つまらぬ唄を唄って、悪たれどもがわいわい向うへ逃げ....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
れとても花の乙女の変え姿よ。 59 人情知る老人よ、早く行って、 土ふるいの
小童の手を戒めてやれ、 パルヴィーズ*の目やケイコバード*の頭を なぜああ手あら....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
れて蒲生の小伜が端然と坐っていた。坐睡《いねむり》をせぬまでも、十三歳やそこらの
小童《こわっぱ》だから、眼の皮をたるませて退屈しきって居るべき筈だのに、耳を傾け....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
ょにして味うことが出来る。 ○ あぢき無く何の枉言いま更に
小童言する老人にして 〔巻十一・二五八二〕 作者不詳 枉言はマガコトと訓んでい....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
彼はそのことを自覚しなかった。だれでも自分と同じだと思っていた。そしてこの十歳の
小童は、遊び時間にも庭で遊ぶことをしないで、自分の室に閉じこもって、おやつの菓子....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
戦馬が「ヴァー!」とうなるように、彼らは「前へ!」と叫ぶ、そしてたちまちのうちに
小童《こわっぱ》から巨人となる。
この泥中の少年は、また理想中の少年である。モ....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
「いやアなものでござりましょうなあ」 「が、一面快い」 「…………」 「討て、
小童、探し出して討て! が俺は逃げて逃げて、決して汝には討たれてやらぬ。……こう....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
血が、眼の中へ入るらしく、眼が、痛んだが、もう、眼で対手を見る力もなかった。
「
小童《こわっぱ》――
小童がっ」
と、叫びながら、人々を相手に跳躍している小太郎....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
来た。主従は有難きことに思い、御像をその駒形堂の所へ安置し奉ると、十人の草刈りの
小童が、藜の葉をもって花見堂のような仮りのお堂をしつらえ、その御像を飾りました。....
「荘子」より 著者:岡本かの子
悧巧な田氏は夫の自分に対するその心理さえ薄々知って居てあえて不平も見せなかった。
小童を手伝わして食卓を撤したあと、袖をかき合せて夜風の竹の騒ぐ音を身にしませ乍ら....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
当りのよき場所に蹲踞み、悠々然と鑿を※ぐ衣服の垢穢き爺もあり、道具捜しにまごつく
小童、しきりに木を挽く日傭取り、人さまざまの骨折り気遣い、汗かき息張るその中に、....
「仏法僧鳥」より 著者:斎藤茂吉
それから私等は、杉の樹立の下の諸大名の墓所を通って奥の院の方までまいった。案内の
小童は極く無造作に大小高下の墳塋をば説明して呉れた。 『左手向う木の根|一本は泉....