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小虎
「小虎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小虎の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
手を急ぎながらで有った。 「私は旅廻りの軽業師の、竹割り一座の者で御座いまして、
小虎と申しますが、一緒に巡業に歩いています師匠は竹割り虎松、その又師匠は竹割り虎....
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
消してしまった。 五右衛門には、一の子分の木鼠胴六をはじめ、関寺の番内、坂本の
小虎、音羽の石千代、膳所の十六団八、繩辷りの猿松、窓|潜りの軽太夫、格子|毀の鉄....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
はたしかに忍んで来たものに相違ないのである、しかし、その猫が前になずいたところの
小虎でありはあったが、もう既にかりそめの飼主の声を忘れてしまって他人行儀で恐れて....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
震い裂け馬辟易し弓矢皆|墜《お》ち、逃げ帰ってまた虎を射なんだとある。字書に彪は
小虎といえり、虎の躯が小さい一変種であろう。『類函』に虎能く人気を識る、いまだ百....