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少佐
「少佐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
少佐の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文章」より 著者:芥川竜之介
「堀川さん。弔辞《ちょうじ》を一つ作ってくれませんか? 土曜日に本多
少佐の葬式がある、――その時に校長の読まれるのですが、……」
藤田大佐は食堂を....
「首が落ちた話」より 著者:芥川竜之介
の午前である。北京《ペキン》にある日本公使館内の一室では、公使館附武官の木村陸軍
少佐と、折から官命で内地から視察に来た農商務省技師の山川理学士とが、一つテエブル....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
十分の後《のち》、中佐は紙巻を啣《くわ》えながら、やはり同参謀の中村《なかむら》
少佐と、村はずれの空地《あきち》を歩いていた。
「第×師団の余興は大成功だね。N....
「馬の脚」より 著者:芥川竜之介
足《いっそく》ならば、前脚で物を蹴るくらいの変り芸もするか知れず、それとても湯浅
少佐《ゆあさしょうさ》あたりが乗るのでなければ、果して馬自身でやり了《おお》せる....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ーン大佐は、航空羅針儀の面から眼を離すと、背後を振りかえって、爆撃隊長モンストン
少佐に声をかけた。 「大佐殿、いよいよ、大東京です」
少佐は、地上観測鏡の対眼レン....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、この二つ、かなり手を入れた。因に白楊社という名で立つよし。 ◯田久保氏(元海軍
少佐、青葉二分隊長)来宅。大いになつかしい。 十一月十七日(日) ◯十月中旬よ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
いったいどうしてこんな大椿事が起こったのであろうか。 第六号艇の艇長ゲーナー
少佐は、原因不明だと無電でテッド隊長に報告している。この救援隊の十台のロケット艇....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
が、この航空隊の中にできた。そして班長には、有名なる戦闘機乗りの大勇士である左倉
少佐が就任した。 班には班長以外に、四名の士官がつとめることになった。もちろん....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
橋の上は、芋を洗うようにお互の体がぶつかった。 「おお、あれだな」 と艦長水原
少佐が、入野のところへよってきて、白い手袋をはめた手をあげた。 「そうであります....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
笑い、ここでまたペンを置いた。そして紙巻煙草に手を出した) 幹事森博士夫人と谷
少佐夫人とによって福引が読みあげられ、それぞれ奇抜な景品が授与されていった。その....
「狂女」より 著者:秋田滋
には十七人、隣りの狂女のところには十二人来ることになったが、その十二人のうちには
少佐がひとりいた。これがまた、ひどく頑冥な老朽士官で、鼻ッぱしの荒い、気むずかし....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
ており、例によって、怪しいふしぎな伝説をぽつりぽつり物語っていた。不遇なアンドレ
少佐が捕虜になった場所に生えている大きな木のあたりで、葬式の行列が見えたとか、哀....
「西航日録」より 著者:井上円了
ある。) 本邦よりシンガポールまで日本人中船室を同じくするもの、河合操氏(陸軍
少佐)および甲賀卯吉氏(造船技師)なり。毎夕、三人相会して船中の内閣を組織し、鼎....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
学校あり。午後六時帰舎す。この日、行程往復を合すれば八十マイルとなる。当夕、海軍
少佐岡田雄三氏来訪せらる。 十月八日(日曜)、晴れ。午前、寺院三、四カ寺を訪う....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
あったため、ドイツから持ち帰った資料を勉強し、更にドイツにいた原田軍医少将(当時
少佐)、オーストリア駐在武官の山下中将をもわずらわして不足の資料を収集した。昭和....