尚又[語句情報] »
尚又
「尚又〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尚又の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
ら、アナタの方は止めにして、他の出版屋の本に変更させます」とホザイタのもあった、
尚又取次小売店では右の如く出版元へ予約金を払込まない事にしたので、馴染の顧客から....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
直姿勢、撥形鶴嘴の柄先の不可解な穴、そして、タンク機関車73号の急激なスタート、
尚又、二つの屍体に与えられた兇器がそれぞれに異ったものである事、等々です。で、こ....
「とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
でポロポロと涙を流して「おおよしよし」とばかり娘の言いなり放題にしているとの事。
尚又その娘のむしろヒステリカルな我儘は、最近|三月、半年と段々日を経るにつれて激....
「銀座幽霊」より 著者:大阪圭吉
所の屋根の上に二坪ほどの物干場があり、その周りには厳重な針金の忍返がついている。
尚又、裏口から焼鳥屋のいた横の通りへ通ずる露次に面した隣り三軒の家々も、念のため....
「高島異誌」より 著者:国枝史郎
いました」 「それとて当字ではござらぬよ。即ち、才は哉の古字、而て哉は戴に通じ、
尚又戴は歳の字と同意義、自然才の字は歳の字に通じ、二者は全く同一字でござる」 ....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
者の手中その他には何物も止めず。或は軽き麻酔を施されたるものに非ずやとも疑わる。
尚又、当時犯行用と認められし帯締めは、その後、数名の警官の手に転々したる後なりし....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
後直ちに日比谷公園に出張して、避難外人に対し一々失態を謝罪し了解を求めつつあり。
尚又、当該曲馬団長バード・ストーン氏は事件前に××大使を訪問後、逸早く行方を晦ま....
「夢鬼」より 著者:蘭郁二郎
の傍を通り過ぎる時、ふと感ずる、淡い香りは、ハッキリと彼女の成熟を物語っている。
尚又葉子の恵まれた美貌は、年と共に、一層、妖しき迄の完成に近づきつつあった。 ....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
迷惑に付甚だ唐突不敬なれども実はお辰様を賺し申し此婚姻|相延申候よう決行致し候|
尚又近日参上|仕り入り込たる御話し委細|申上べく心得に候え共差当り先日七蔵に渡さ....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
やらせる方が面白い気質で、御夫婦御両名に浮気を指南する、打込んでみると、面白い。
尚又面白いのは、タヌキ屋の軍師となつて千客万来を策す、口銭にお酒は安直に飲ませて....
「露の答」より 著者:坂口安吾
もありません。 そのとき先生から明治大正政界の裏面史に就て一通り講説を受けて、
尚又諸方への紹介状、総理大臣、総裁、大臣前大臣という方々ですが、ですから私は大変....