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尾大
「尾大〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尾大の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
も普段大事にする尻尾の御蔭だなと気が付いて見るとただ置かれない。吾輩の尊敬する尻
尾大明神を礼拝《らいはい》してニャン運長久を祈らばやと、ちょっと低頭して見たが、....
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
いるのである。 家康(年三十四)は竹広村弾正山に、三郎信康(年十七)は草部村松
尾大明神鎮座の山に布陣した。これが本営であって、左翼の先陣は大久保|忠世兄弟、本....
「運命」より 著者:幸田露伴
都に亜ぎ、之に賜うに甲兵衛士の盛なるを以てしたまえり。臣ひそかに恐る、数世の後は
尾大掉わず、然して後に之が地を削りて之が権を奪わば、則ち其の怨を起すこと、漢の七....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
入らないのでね。うっかりして殿下をお歩かせしてしまいました」 そう云ううちに樫
尾大尉は、死骸の方へは眼もくれずにつかつかと這入って来て、私の前で直立不動の姿勢....
「心臓盗難」より 著者:海野十三
定するかということだった。 このようなスピーデーな意外な現実に、袋探偵は徹頭徹
尾大面くらいの形であったが、心臓を抜かれた安東仁雄が、心臓を抜かれたことによって....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
県那須野ヶ原に、本郷定次郎氏夫妻の経営する孤児院があった。これは明治二十四年の濃
尾大震災に孤児となった子供を収容するために、同氏が全財産を投じ一身をなげうって設....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
』八人の猩々講に――波の鼓の色もよく、長崎の湊にして猩々講を結び、椙村のうちに松
尾大明神を勧請中、甘口辛口二つの壺をならべ、名のある八人の大上戸|爰に集まる。大....