尾長猿[語句情報] » 尾長猿

「尾長猿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

尾長猿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
特許多腕人間方式」より 著者:海野十三
ところは、どうでしょうか。ちょっと三本脚になったように見えますが、カンガルーや、尾長猿などは、太い尻尾をたいへん巧みにつかえますねえ、あのように活用するといいと....
旅日記から」より 著者:寺田寅彦
度は食うまねをして「ツー・イート・グード」と言う。動物はいないかと聞いたら「虎と尾長猿、おしまい、finished」といった。たぶん死んだとでもいう事だろうと思....
十二支考」より 著者:南方熊楠
解釈だが、旧知の一英人が、『本草綱目』に蒙頌《もうしょう》一名|蒙貴《もうき》は尾長猿の小さくて紫黒色のもの、交趾《こうし》で畜うて鼠を捕えしむるに猫に勝《まさ....
ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
雑誌には又、こんなのがあった。絹帽に星のついたのを冠っている老翁の寝部屋に一つの尾長猿が這入って来ているところが先ず画いてある。老翁が猿の尾をつかんで、にかじり....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
竈の火の上に、大いなる鍋掛けあり。その鍋より立ち升る蒸気の中に種々の形象を現ず。尾長猿の牝鍋の傍に蹲り、鍋の中を掻き廻し、煮え越さぬやうにす。尾長猿の牡と小猿等....