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居民
「居民〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
居民の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
ぬが、要点を申すと次のようになります。すなわち、アトランティス大陸には、当時|穴
居民族があったことを指摘したい。これは一種の宗教的な、そしてまた知識的な、民族で....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
府に余力が無いならば、誰か――せめては民間の覇気あるものでも乗りこんで、この地の
居民を糾合して防衛しなければなるまいもの。
その覇気あるものに自らを擬して出か....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
た。そもそも「文童」なる者は、将来秀才となる可能性があるもので、趙太爺や錢太爺が
居民の尊敬を受けているのは、お金がある事の外に、いずれも文童の父であるからだ。し....
「文芸は進化するか、その他」より 著者:平林初之輔
ゆかない。これが社会の強制力である。 もっと極端な例をひくなら、私たちは今日穴
居民族の姿をして生活するわけにはゆかない。何も穴の中に住んで、毛皮の着物を着てお....
「手長と足長」より 著者:喜田貞吉
ら、長髄明神の名からこの説があるのも無理はない。 要するに手長・足長は、先住穴
居民が一旦土蜘蛛の名によって、手足の長い人と信ぜられ、再転して巨人伝説中に収容せ....
「三国志」より 著者:吉川英治
惜しんで、ここまで従ってきた孟獲にも、暇をあたえ、 「くれぐれも、政に精励して、
居民の農務を励まし、家を治め、そちも晩節をうるわしくせよ」 と、ねんごろに訓え....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
録がすでにこれを語り伝えている。その期日は若干の入れちがえがあるが、最初は何れも
居民の畏怖不安の、最も忍び難い時が指定せられたのが、後次第に恒例となったものと思....