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「居着く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

居着くの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
藤九郎の島」より 著者:久生十蘭
をもたせてぼんやりと畑をながめているようになった。 享保十五年の正月、この島に居着くようになってから、十一年目ではじめて沖を行く帆影を見た。焼山へ茅を取りに行....
二階から」より 著者:岡本綺堂
いてくれた。暗い夜を薬取りの使にも行ってくれた。目見得も済んで、翌日から私の家に居着くこととなった。 彼女は何方かといえば温順過ぎる位であった。寧ろ陰気な女で....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
に懇望されて、破格な高禄で、いちど肥後へ召抱えられてゆき、禄三千石を喰んで熊本へ居着くことになっていたが――関ヶ原以後の――いわゆる関東お味方組と、上方加担の大....
三国志」より 著者:吉川英治
…………」 「失礼ですが、あの曹操にしてすらそうでした。いわんや呉の国へどうして居着くものですか。苦杯をなめた曹操も後に大きな悔いを抱きました。今彼を殺さなけれ....