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屋舎
「屋舎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屋舎の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「連環記」より 著者:幸田露伴
心しずかに称名したろう真面目さ、おとなしさは、何という人柄の善いことだろう。凡そ
屋舎十の四、池水九の三、菜園八の二、芹田七の一、とあるので全般の様子は想いやられ....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
火には諸大名の邸宅五百軒、神社仏閣三百余、橋梁六十、坊街八百を焼失したが、市民の
屋舎の焼失した数は判らない。その時の死人は、「本庄に二町四方の地を賜ひ、非人をし....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
し、山に蹤跡が多かったがために、ヤマトと云うのだとか、大和には太古草昧の世、未だ
屋舎あらず、人民ただ山に拠っていたが故に、ヤマトと云うなどと説明しているが、それ....
「大利根の大物釣」より 著者:石井研堂
過ぐるに当り、船燈長く波面に揺き、金蛇の隠現する如きを見るのみにして、樹林無く、
屋舎無く、人語馬声無く、一刻一刻、人間界より遠ざかる。唯、蚊の襲来の多からざると....