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屯食
「屯食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
屯食の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
ころのないすばらしいものになった。幾つかの宴席の料理の仕度などは内廷からされた。
屯食の用意などはお指図を受けて頭中将が皆したのである。親王お五方、左右の大臣、大....
「源氏物語」より 著者:紫式部
い人もなかった。産養の三日の夜は父宮のお催しで、五日には右大将から産養を奉った。
屯食五十具、碁手の銭、椀飯などという定まったものはその例に従い、産婦の夫人へ料理....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ない。ただ、空地の草ぼこりに、葭簀を立てて、 どんじき と書いた旗が見える。
屯食――とは遠い時代、握り飯のことを称った名と聞いている。
屯食いという意味から生....
「母の手毬歌」より 著者:柳田国男
、前以て通知があって、昼の用意をする者がある。駄餉とも雑餉ともこれをいって、飯は
屯食という握飯で、汁は添わなかったようであるが、そのかわりにはいろいろのご馳走が....