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山上憶良
「山上憶良〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山上憶良の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「風の便り」より 著者:太宰治
は、作家以外のものでは無い。先生、と呼ばれる事さえあるのです。ショパンを見捨て、
山上憶良に転向しましょうか。「貧窮問答」だったら、いまの私の日常にも、かなりぴっ....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
(含死。) 後世、この遺偈を「死不怖論」と称しております。有名な万葉の歌人|
山上憶良も、 「生るれば必ず死あり。死をもし欲せずんば、生れざらんには如かじ」 ....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
るのである。この古調は貴むべくこの作者は凡ならざる歌人であった。 歌の左注に、
山上憶良の類聚歌林に、一書によれば、戊申年、比良宮に行幸の時の御製云々とある。こ....
「狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
。こげな歌……」 「知らんかなあ。知らんなら言うて聞かそう。この歌の心ばっかりは
山上憶良様でもわかるまい。御禁制の袁許御祈祷のインチキ歌じゃ」 「困るなあ。そげ....
「歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
いのである。 短歌と近代詩と 短歌は、万葉を見ても、奈良の盛期の大伴旅人・
山上憶良あたりにも、既に古典としての待遇を受けている。旅人の子家持の作物になると....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
てよいと信ずる。 秋の七種《ななくさ》の歌は著名なもので、『万葉集』巻八に出て
山上憶良《やまのうえのおくら》が咏んだもので、その歌は誰もがよく知っている通り、....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
鏡《しんせんじきょう》』に載《の》っている。ゆえにこれを根拠《こんきょ》として、
山上憶良《やまのうえのおくら》の詠《よ》んだ万葉歌の秋の七種《ななくさ》の中のア....
「炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
も殆どなく、山に生れて山に活きて山に死ぬという山賤の炭焼であったという事である。
山上憶良の言い草ではないが、白銀と黄金と珠とを人間第一の宝として尊重せられた奈良....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
などとあるのが一例であるが、これに属するものも大部分は創作詩である。巻八にある
山上憶良の有名な 萩が花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 あさがほの花....