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山名
「山名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山名の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鯉魚」より 著者:岡本かの子
た様子、そこで娘の身元ばなしが始まりました。 応仁《おうにん》の乱は細川勝元、
山名宗全の両頭目の死によって一時、中央では小康を得たようなものの、戦禍《せんか》....
「高山の雪」より 著者:小島烏水
という義である。その他|亜細亜《アジア》大陸のヒマラヤ大山脈中にも似寄った意義の
山名は少なからず発見せられる。即ち「世界の屋根」と呼ばれるヒマラヤ山は、最高峰エ....
「白蛇の死」より 著者:海野十三
にこう話し出した。 ――宵の灯が点くと間もなく、お由は何時もの通り裏梯子から、
山名国太郎が間借りをしている二階へ上って来たのであった。 「今夜はね、根岸の里へ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
も道理だった。頤髯男は、ここの研究所長の戸波俊二博士。大八車のように大きい男は、
山名山太郎といって、印半纏のよく似合う、郊外の鍛冶屋さんで、この二人は、帝都爆撃....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
工事に感服せり、絶佳も過ぎ、暑くて暑くてならぬと思いながら十時半頃|宇奈月着、登
山名簿へ記入し、黒部電鉄にて三日市へ、三日市にて名物西瓜を食い、汽車四十分遅れた....
「応仁の乱」より 著者:菊池寛
政は単に一介の風流人ではなく、相当頭のよい男であった。天下大乱の兆、漸くきざし、
山名細川両氏の軋轢甚しく、両氏は互いに義政を利用しようとして居る。ところが彼は巧....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
先ず第一標本には細川|政元を出そう。 彼の応仁の大乱は人も知る通り細川|勝元と
山名宗全とが天下を半分ずつに分けて取って争ったから起ったのだが、その勝元の子が即....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
が出されたことは、既に民戸の繁栄して文化の豊かな地となっていたことを語っている。
山名|氏清が泉州守護職となり、泉府と称して此処に拠った後、応永の頃には大内義弘が....
「アド・バルーン」より 著者:織田作之助
貯金しなくてはおかしいと思って、毎月十円ずつ禁酒貯金をするほかに、もう一つ私は秋
山名義の貯金帳をこしらえました。秋山というのは、中之島公園で私を拾ってくれたあの....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
秀ず。 アノード Anode. アニオン Anion. アルプス(地)Alps.
山名。 アペナイン(地)Apennines.
山名。 安全灯 Safety la....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
婿は公家かな。」 「いえ、そうではござりませぬ。」 「やはり武家か。では、桃井、
山名、細川、まずはそこらかな。」 「違いまする。」 「はて、親をじらすな。悪い奴....
「妖怪学」より 著者:井上円了
多しとかいう。その他、相撲の類にても、剣山は阿波より出でたるがゆえに、阿波第一の
山名を取り、大鳴門は淡路より出でたるゆえ、鳴門に取り、西の海は西国に出でたるゆえ....
「火と氷のシャスタ山」より 著者:小島烏水
マッタアホルン」とかいう特異の山形を除いたら、遠くからは、どれがどれやら、個々の
山名がちょっと解り兼ねる場合もあるが、シャスタはそうでない、富士もそうである如く....
「西航日録」より 著者:井上円了
をもって出でて迎うるあり。余これに移りて馬関に上陸し、泉氏の宅にて丘道徹氏および
山名、西尾等の諸氏に会す。 二十一日未明、門司解纜。海上風波あり。西航五百里、....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
のではない、他に独立して存在している山の名称である。これも亦古くから知られていた
山名が見当違いの山に与えられた例とも見る可きものであろう。 毛勝は饑渇の宛字で....