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山場
「山場〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
山場の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒百合」より 著者:泉鏡花
の名所なのね。」とお雪は引取る。 「ええ、その入口迄は女子供も参りまする、夏の遊
山場でな、お前様。お茶屋も懸っておりまするで、素麺、白玉、心太など冷物もござりま....
「家なき子」より 著者:楠山正雄
ヴェーにはずいぶんたくさんのイギリス人がいた。その場所はほとんどロンドン近くの遊
山場によく似ていた。いちばんいいしかたは、あの人たちが住んでいそうな家を一けん一....
「「黒死館殺人事件」著者之序」より 著者:小栗虫太郎
景があると、書き出しや結末が、労せずに泛んで来るのだ。それが本篇では、第三篇中の
山場――すなわち、吹雪の夜に墓窖を訪れる場面に当るのである。それ故、黒死館の着想....